みなさんは会社の規定などに左右されず自由に働いてみたいと思ったことはありませんか?
また、会社で働いていると嫌な仕事や苦手な仕事もやらなくてはいけなくて苦労しますよね。
今回はそんな悩みや希望が叶えられる職場環境を実際に作り上げてているパプアニューギニア海産という会社にフォーカスをあててお話していきます!
2023年10月16日19:00〜の「ナニコレ珍百景」でも紹介される予定です!
そんなことあるの!?時間や業務内容が自由な職場!
パプアニューギニア海産とは?
パプアニューギニア海産とは、大阪府摂津市にある水産加工会社です。
この会社の働き方があまりにも自由すぎるということで話題になっています。
その働き方とは、いつでも働きたい時に働ける、欠勤などでも連絡する必要がない、嫌いな仕事はやらなくて良いなど、従業員の働く上での自由度がかなり高い環境です。
つまりは、従業員が連絡はなく、働きたい日に働きたい時間だけ出勤できて、好きな仕事だけ選んでできるということになる。
勤務時間は8:30〜17:00で土日祝が休みです。
SmartHR主催の第一回『WORK DESIGN AWARD』にてグランプリを受賞するなど、働き方に対するアップデートが進んでいる点が評価されている企業です!
会社名 :株式会社パプアニューギニア海産
設 立 :平成3年5月15日
代表者 :武藤北斗
所在地 :大阪府摂津市鳥飼銘木町8-31
資本金 :1000万円
従業員 :27名
業務内容:パプアニューギニア産天然エビの輸入・加工・販売
商品 :天然エビ、エビお惣菜
なぜそんなことが可能なのか?
パプアニューギニア海産の業務内容は、パプアニューギニアで獲れたエビをむきエビやエビフライなどの惣菜に調理して出荷するというものです。
それらは、出荷先の販売点やネットショップにて販売されるのと合わせて、自社の販売店やサイトでも販売している。
商品の出荷などに関しては、相手先とのやり取りや納期の期限などがある中、なぜこの様な働き方を実現できているのでしょうか?以下に実現できている理由を3点まとめています。
・自由にしても従業員は出勤してくる
・週、月単位でみれば総労働時間は大きく変わらない
・繁忙期は従業員が考えて出勤してくれたり、正式にお願いをする
現在の自由な制度を取り入れてから欠品が起きたことは一度もないと代表の武藤北斗氏も話していまします。
その経験を経て、この制度の正しさや有効性を理解できたそうです。
まず、従業員は働いてお金を稼ぐために入社したため、いくら自由だからといって、仕事に来ないということはありません。
加えて、月の収入もそれぞれの立場でのボーダーラインがあるため、週や月の単位に平すと大きく変動しなかったそうです。
また、11月や12月は繁忙期にあたるそうなのですが、それを従業員も理解しており、自ら出勤してくれる人も多くいることから業務量をカバーできています。また、それでも人員が足りない場合には出勤のお願いをするそうですが、それは強制でもなく、最終的な判断は従業員自ら行います。
理想の環境に向けて行動を起こしたからこそ、実現できたことだと感じますね!
従業員からの評判も「子供の急な体調不良などでも困らない」「家族との時間と両立しやすい」「趣味に時間を使える」など、それぞれの抱える環境に合わせたニーズを解消できているのだと思います!
最初から現在の環境ではなかった

もともとパプアニューギニア海産は、宮城県石巻市にありました。
その時の職場環境は当初とは真逆だったそうです。
シフト、配置、勤務態度など全て徹底して管理を行い、怠慢を防ぐために工場には監視カメラを設置していたということです。
武藤氏もその当初は、従業員=取り替えの利く部品と考えていた様です。
その中で2011年3月11日に発生した東日本大震災で工場は津波の影響で流され、武藤氏も多くの友人、知人を亡くしました。
生き残った武藤氏は死ぬ時に後悔しない生き方をしたいと考えたそうです。
その後、原発から遠い場所(大阪)へ工場を移転し、従業員が一番喜ぶことは何かを考え、職場環境も一転して現在の方針を導入しました。
武藤氏も東日本大震災がなければ、現在の職場環境は実現していないと語っています。
武藤氏は本も出版されており、興味がある人はぜひ読んでみてはいかがでしょうか?
フリースケジュール制のメリット、デメリットは?
フリースケジュール制は一見とても良い職場環境だと思いますが、何かしらのデメリットも存在するのではとどうしても考えてしまいます。
しかし、武藤氏はデメリットはないと断言しています。
逆にメリットは多くあり、以下の様に話しています。
・従業員のストレスが軽減され雰囲気が良くなる
・より仕事に集中できるため生産性が向上する
・離職の減少により採用コストが下げられる
補足
日本は、昔から会社が従業員を管理する文化が根強いため、パプアニューギニア海産はより時代にあった取り組みをされていましたね!
そもそも輸入したエビを使用することにより、パプアニューギニアの人たちの自立を目指している国際貢献やフェアトレードの考えを持って設立された企業でもあり、非常に価値のある事業をされている印象を受けました!
代表の武藤氏の思いから始まった取り組みですが、今や日本のほとんどの企業が参考にすべきロールモデルだと思います!
また、販売しているえびもぷりぷりで美味しいと評判です!
ぜひ一度食べてみてくださいね!
では、また他の記事でお会いしましょう!