南海トラフプレートにおける大地震発生に関して話題になっていますね。
もし本当に地震が発生したら建物の倒壊や津波の危険性など、考えるだけで恐ろしいですね。
今回はそんな南海トラフが関東に及ぼす影響や全体像についてお話ししていきます。
南海トラフ地震って何?

南海トラフとは、本州、四国の南側の太平洋にあるプレートです。
このプレートでは、過去の傾向から100〜200年に一度大規模な地震が発生しています。
南海トラフでの地震発生の可能性が近年高まっていることで話題になっているのです。
地震が発生する場合は、プレート全体が一気に動くパターンと東側、西側に分けて半分ずつ動くパターンの2パターンが予想されています。
南海トラフによる関東への影響は?震度や津波の可能性

南海トラフの地震が発生した場合は上記の表のエリアが震源域となります。
本州は静岡から和歌山までの海岸沿いと四国にまで及びそうです。
本当に地震が発生した場合、かなりの大規模被害になることは間違いなさそうですね。
ただ、関東は震源地からは外れており、一番近い神奈川県で震度5と高さの低い津波が発生する予想になっています。
南海トラフにおける関東への影響は大きくないと思われますが、強い揺れなどは確実に起こりますので、警戒は必要だと思われます。
発生時は最大32万人の死者数と62万人の負傷者が出る想定になっています。
また、経済損失も1410兆円と予想されており、復興まで20年は要すると予想されます。
関東にもライフラインや物流に関しては影響が出る
東日本大震災の経験から携帯などの通信機器の使用が集中すると予想されるため、通信障害が発生する可能性はあります。
また、震源地周辺を中心に物流が止まる可能性が高く、関東にも影響が出ると考えられています。
南海トラフ地震 最新の予想発生日は?
2023年1月現在の段階では、20年以内にマグニチュード8〜9の地震が発生する確率は60%とされています。
現時点でもいつ地震が発生してもおかしくない状況です。
具体的な日にちまでは明言されていませんが、日が経てば経つほど発生の可能性は高まっっていきそうですね。
東西に分かれて発生する可能性も

南海トラフ地震は、プレート全体でがずれるケースと東西片側ずつずれるケースが想定さています。
片側ずつ地震が発生した場合、もう片側は1週間以内に同規模の地震が起きることが想定さている様です。
今からできる災害対策とは?
事前に把握しておくべきこと
- 建物の耐震化率の向上
- 家具の固定
- 地震速報や津波警報が来た時の対応 3.3.1 ■緊急地震速報 3.3.2 ■津波警報
- 安否確認方法の決定
- 避難経路や危険個所の事前把握
- 防火対策
- 備蓄の準備
- 非常用持ち出しバッグの準備
地震発生後のライフラインや避難経路などを事前に知っておくことで慌てない様にしておくことが重要です。
また、家の耐久度や防火対策などもできることはありますので、可能な限り対策することが望ましいと考えられます。
非常用グッズの準備
- 飲料水、食料品(カップ麺/缶詰/ビスケット/チョコレートなど)
- 貴重品(預金通帳/印鑑/現金/健康保険証など)
- 救急用品(ばんそうこう/包帯/消毒液/常備薬など)
- ヘルメット/防災ずきん/マスク/軍手
- 懐中電灯/携帯ラジオ/予備電池/携帯電話の充電器
もし地震が発生した場合にすぐ持ち出せる様に上記の物をバッグなどに詰めて用意しておくとよいでしょう。
すぐに取り出せる場所に保管しておくことも大切です。
ネットの声は?
南海トラフに対する警戒心は国民の中でも高まっている様ですね。
いずれにせよ、災害はいつ起きるか分かりませんので、今できる準備を最大限行っておくことが大切になります。
